入居申込書・媒介契約書

b5ce9e13feb240bebdcbecfffe7e0211_s入居申込書と媒介契約書の関係は、微妙です。賃貸においては媒介契約書作成が法定されていないため、省略する宅建業者さんも多いようです。実際のところ、入居申込書を提出する方は、その後の家主審査があるものの、おおむね契約まで至ります。もうすでにゴールが見えているので、必要ないのかもしれません。ただし、仲介手数料を頂く根拠は「媒介契約」にありますから、口頭や入居申込書に報酬額を明記するだけでよいものか悩ましいところです。

賃貸の場合、仲介手数料が月額賃料相当額が目安であることは、かなりの一般常識として認識されているところです。あまり固いことを言わなくてもよいのかもしれません。ちなみに管理人は、”媒介契約書”、”個人情報の保護について”、”入居時の注意事項”を”入居申込書”とは別に取り交わします。

最終的には、契約書類と同様に保管して頂けるように工夫しています。このような部分が後のトラブルにつながることは、殆どありません。そのような場合分けが無いのです。ただもしあるとすれば、入居申し込みを複数行っている場合でしょう。この頃はそのような若干図々しい人がいるようです。”購入申込書”・媒介契約書”でもお話ししましたが、不動産の入居申し込みは、”予約”に値せず、取り消すことができます。申込人にとって、ペナルティーは殆どありません。

このブログを読んでいただいていればもうお気づきでしょう。不動産の賃貸申し込みを複数行うことはやめてください。押さえておきたい気持ちは、分からなくもありません。ただ、抑えられただけで契約に至らなかった物件は、繁忙期のタイミングを逃して、もしかすると1年間空いたままになるかもしれません。少なくともいえることは、入居申し込みをするときは、それなりに覚悟を決めておいてください。従って、仲介業者によく話を聞いて、吟味してください。それでもなお申し込み後に気が変わったときは、すぐに連絡をしてください。

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