引渡し・物件管理

ba88a68e07cd0504fb981367aa863834_s管理人は若いころのバイトは半分以上が引越しでした。事前に調査に行き、トラックの停車位置を確認、地主等の了解を得ていました。5人家族でも搬入40分、部屋内横持ち1時間程度ですね。その間、トラックはだれの邪魔にもならないところまで移動させます。引っ越し時にご近所トラブルを起こさないのは、最低限のマナーでした。理由は、そこに住むことになる方々の出鼻を挫くことになるからです。

是非、貸主の方々に心掛けていただきたいのは、引き渡せば必ず引越しが発生し、これが借主の生活の第一歩になるということです。ここでのトラブルを避けるためには、引っ越し業者が横暴な行為をしないようにすることです。その業者は借主が選定するものですが、トラックの置き場所さえ確保できれば、運ぶ音がうるさいなどとクレームをつける人はまずいません。その確保に関して、その場所に縁のある貸主の協力が必要なときがあるのです。

この頃は、設備の方が大変です。電気・ガス・上下水道・電話回線・TV受信設備など様々です。それぞれにも大変多くの種類があります。国交省や裁判官はそれぞれをすぐに利用できる状態で引き渡せと言います。借主がどのような設備機器を持ち込むのか分からないのにです。ガス器具やデジタルTVなど通常は専門家に依頼することがあるでしょう。光回線などの契約には様々な背景があるものです。Webショップを運営する方にとっては、重大な問題に発展することもあります。

引き渡してしまうと、物件管理に移行します。仲介業者はお役御免になります。不動産会社が今度は管理会社として機能します。勿論、有料です。稀に、「おたくが紹介したのだから、お宅の責任で不具合に対処してほしい。」というご主張を耳にします。ほぼ例外なく、管理費用を惜しんだ人です。このサイトをご覧いただいていればもうお分かりですね。契約当事者は、貸主と借主です。入居申し込みに対して承諾するのも貸主です。借主の不具合に対応するのは貸主で、借主本人の対応が困難なときは連帯保証人に対応を求めます。仲介業者には、紹介した責任などありません。そのような様々な不具合を調整してもらうには、管理委託契約が必要です。それでもなお委託したくないときは、自らが管理会社を設立することもできます。管理人などは、貸主がそのまま管理を積極的に取り込んで、他の方が所有している物件まで手を広げるなどがあってもいいのではないかと思っています。

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